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2013年2月4日(月)

米国ニューヨーク南部地方裁判所において、

今回の詐欺事件の主犯格の1人である 斉藤護(さいとう まもる)に対し判決がおり、

原告団が勝訴しました。

これに先立ち先月、Amiworldを傘下に持つホールディングカンパニー(持株会社)でもあるEUBK Holdings, Inc.
および端倉哲也・裕美夫妻が経営するツクヨミ・コーポレーションに対しても原告団が勝訴する判決が出ました。

Tsukuyoi corporations
リンク切れ

EUBK Holdings, Inc.
http://www.eubkholdings.com/jp/group.html

2012年10月9日火曜日

被害者 D.K. ①

 我々夫婦は、端倉夫妻から阪上なる人物を紹介され、端倉(敬称略)が、セールス社員となっている阪上(敬称略)のAmiworld未公開株の購入へ10万ドル、オイルファンドへ直接10万ドル、端倉夫妻の投資会社、つくよみを通してオイルファンドに3万ドルの計23万ドルを投資しました。しかし結局投資に対して約束されていたはずのリターンが全く無かったものと考えても約16万ドルものお金が、阪上・端倉たちによって奪い取られ手元に戻っておりません。端倉と阪上により勝手に我々のBank of the Atlanticの口座も閉じられ、そのまま音沙汰が、なくなりました。この投資資金は、我々の家を担保にして銀行から借り入れた資金ですので、手元に戻ってこない約16万ドルの借金に対する利子の支払いが今でもずっと我が家の生活を苦しく圧迫し続けています。

 そもそも端倉夫妻と我々は、20年近く親交がありました。子供達の仲も良く、泊りがけの旅行を一緒にしたり、旅先で行動を共にしたりと、とても親しくしており、我々は端倉夫妻にたいへん厚い信頼を寄せていました。

 そんな家族ぐるみの付き合いを続けていた2006年の秋ごろ、投資の良い話があると、端倉に持ちかけられました。それがVEB投資案件です。2万ドル以上のお金を投資すると半年で24.4%もの利息が元利保証で返ってくるという嘘のようにおいしい投資話です。端倉は、ことある毎に我々にこの話を持ちかけ、会社の関係図や資金の運用図を持ち出して来ては説明をし、多額の投資利益が確実に得られ元金は必ず保証される等、甘い言葉を並び立てました。普通に聞けば信じることも無いその話も、厚い信頼を置いている友人からの紹介で、しかも端倉を通じて知り合った友人たちは既にこの投資を始めて多額の利益を得ているという話を聞いて、だんだんとその気になってきました。そして我々は実際にその友人に連絡をして、実際に24.4%もの利息が支払われているという話を確認したので、すっかり端倉の話を信用してしまいました。

 しかし我々には投資に回す資金の余裕など無いので、その旨を伝えたところ、端倉が紹介をしてくれるブローカーを使いビジネスローンを組めば簡単にお金を借りることが出来ると言ってきました。5万ドルを借りてそのうち4万ドルを投資にあてて、残りの1万ドルを利用して借りている半年間の利息を支払っていけば自分のお金がなくても投資することが可能であるという説明です。

 我々はまんまと彼の口車に乗り、ビジネスローンを組んで投資をすることにしました。実のところ、VEB投資案件は上手くいき2006年の10月と2007年の10月の2回4万ドルずつ投資をして、合計1万8千ドル余りの利益を得ました。ただ、1回目には3日ほどで返金があったものが、2回目には送金に20日ほどかかることになっていました。しかしながら、ともかくも投資した元本とそれに対する利息はほぼ約束どおり返ってきたため、端倉からの話は信用できるものと信じきってしまいました。今思い返してみると、これは詐欺の常套手段で最初の少額のリターンで相手を信用させて後の大きい投資を促すことへの布石だったわけです。

 VEB投資案件の1回目の償還が終わってしばらくした2007年の夏ごろ端倉からAmiworld株の話が持ちかけられます。「Amiworld社は近々NASDAQへの上場を予定しているが、現在はまだ未公開のため安い値段(1株1ドル)で買える、上場すれば1株が10ドル以上に大化けすることは間違いない。」との説明です。我々が特別に未公開株を購入できる理由は既にBank of the Atlanticを利用して投資をしたことがある特別客だからだといいます。しかし1口10万ドルと言われ、我々には手持ちがないので断りました。

 2007年秋頃、未公開株の話を再び持ちかけられます。購入者が多かったために一株1ドルの株券の購入は既に締め切ったが、まだ一株2ドルで購入できるので買うなら急いだ方がよいといいます。この頃我々は2回目のVEB案件への投資をしています。1回目のVEB案件で既に利益を手にしていたため、話を聞いた私(夫)は端倉の話を容易に信じました。妻はまだ半信半疑でした。我々には10万ドルもの大金の持ち合わせはないことを告げると、端倉は持ち家を担保にしたホームエクィティーローンを組めばいいと進めてきました。彼ら自身もホームエクイティーで50万ドル以上も借金をして株の購入に当てているといいます。「今買っておかないと必ず後悔をする。ぼくの大事な友人には一緒に幸せになってほしい。」といわれ、他にも端倉家のパーティで知り合った友人たちが皆VEB同様に未公開株を買っているとの話を聞き、結局また彼の口車に乗り我々は自分たちの持ち家を担保に10万ドルもの借金を作り、2007年11月にこの未公開株を1株2ドルで5万株分購入してしまいました。

 元々は2008年の1~2月にはNASDAQへの上場を果たすと言われていた未公開株が3月になっても、4月になっても上場が果たされません。端倉からは上場した際の初値に8~10ドルをつけられるように調整するために手間どっといるなどと説明されます。その後夏になるまでの間には上場のための新たな書類を要求されて時間がかかっているであるとか、上場の審査をする担当者が夏休みに入ってしまい時間がかかっているとか、納得のいかないような説明ばかりをされます。それでも、2008年の5月にはようやく2回目のVEBの投資が満期になって返ってきたため、借金に対する利息の支払いにも何とか耐えてやってきました。しかし、VEBへの投資で得た利益はAmiworldの未公開株購入のための借金に対する利息の支払いでどんどん消えていき、2008年の秋頃には既にマイナスの域に入ろうとしてきました。

 この頃から我が家の家計は毎月収入よりも支払いが多くなり、どんなに切り詰めても毎月1000ドル近い赤字となってきました。このままでは非常用に取っておいたわずかな資金もすぐにそこをついてしまいます。端倉が詐欺でだまそうとしているとは微塵も疑っていなかった我々は生活資金捻出のために、未公開株のようにいつ利益になるのか分からないような投資ではなく、VEBのようにある程度定期的に利益が返ってくる投資案件がないかを端倉に相談しました。そこで勧められたのは、オイル共同購入のオイルファンドです。元本保証、1口10万ドル(端倉が作った会社、ツクヨミを通せば一口1万ドルで)表面年利率約35パーセントを投資後45日おきに支払うことを約した商品です。2回目のVEB投資案件で満期後の返金までに約1ヶ月かかって迷惑をこうむった我々は45日おきの利払いが迅速になされるかどうかが気がかりだったので端倉の妻裕美に確認したところ、「最近支払いは遅れがなく行われている」との説明を受け、その言葉を信用しました。

 ホームエクイティを使ってしまっている我々にはもう家を担保にお金を借りることは出来ません。そこに端倉が進めてきた戦法はクレジットカードローンの利用です。クレジットスコアが良いとクレジットカード会社から3ヶ月とか半年とか利子の支払いが免除された借金をクレジットカード会社からもらえるのでそれを利用すればよいといいます。ぎりぎりの段階に追い詰められた我々は手許に来るほとんど全てのクレジットカード会社にローンを申し込み、13万ドルの資金を作り上げ、2009年1月にはODIN社直接に10万ドル、ツクヨミに3万ドルを支払いオイルファンドを購入しました。その後、最初の利払いがBank of the Atlanticの我々の口座宛にあって(3月)すぐにその利息を我々の銀行への振込みを要請したところ、度重なる請求の上で初めての利払いの償還が実現したのが、5ヶ月後の2009年8月でした。
 その後、未公開株の上場はないままに、オイルファンドの利払いは平均半年以上かかるという状態が続いたままで2010年の11月を迎えます。Amiworld未公開株の購入から既に2年が経過して何もなされないので、他にも不満に思っている人はたくさんいるはずだと思い、インターネット上で検索をかけて初めて、斉藤・阪上・端倉を相手取った裁判が既に始まっており、我々は彼らに詐欺でだまされていたことを知りました。

 訴訟の主たる原告に知り合いの名前があったので、すぐに連絡を取り話を聞いたところ、端倉を介して共通の友人となった人々の多くが端倉を信頼し投資に参加したが騙されていたと判明しました。弁護士の話を聞き、訴状に我々の名前が原告団のメンバーとして挙がるや否や、あろうことかBank of the Atlanticの我々の口座は勝手に閉じられてしまい、我々はその口座にあるはずであった我々のお金をも彼らによって盗まれてしまいました。銀行が顧客のお金が入った顧客の口座を勝手に閉じてアクセスを出来なくするという銀行にはあるまじき行為一つとっても彼らはすぐに犯罪者として逮捕されるべきであり、彼らは即刻我々から騙し取ったお金を返し、我々がこうむった損害に対して賠償をし、その犯罪行為に対して懲罰を与えられるべきであると我々は考えています。

 我々は現在借金返済のために両親から借金をしてその利子返済に充てています。両親から借りたお金もホームエクィティもクレジットカードローンも、彼らに騙し取られ盗まれたお金を取り戻し、彼らの犯罪行為に対する懲罰を与えることで戻ってくるお金なしには返すことは不可能なのです。
 一刻も早く、詐欺師の斉藤・阪上及びそのエージェントである端倉夫妻が捕まり、我々原告団に対する損害を賠償し、これ以上の被害者が出ないようになることを祈るばかりです。



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